070222 Weeklyぴあ  投稿者:sara
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(早くも新曲だが去年暮れのKen's Barで披露)
コンサートで新曲を披露すること自体初めてのことでした

(たまには違ったことをしたかった?発売を考えて歌っておきたかった?)
歌っておきたかったですね(笑)
毎回マスを意識して皆さんに馴染みのある曲をやらないと失礼だなって言うイイ子ちゃん的な部分もあって選曲するんですけど(笑)
あのときは若干の割愛をしつつ新曲を割り込ませたということで不安半分楽しみ半分と言う感じでした

(君の好きなとこは哀歌とは対照的だがタイアップと言う点では同じ ドラマの話ありきで曲を作った?)
自然発生的に生まれた曲なんです
最近はありがたいことにタイアップのお話があって曲を書くことが多かったんですけどこれは入院…

(入院してた?)
去年扁桃腺の除去手術をしたんです
その時にモチーフが浮かんだんですよ
久しぶりに無の状態から自然と曲ができたのがうれしくて早く出したいなと言うアーティストエゴが芽生えたりもして(笑)
でお話をいただいたとき歌詞がスゴク具体的なラブソングでドラマのテイストには合うと思いますが…ってことだったんですけど気に入っていただけて

(モチーフって何?)
ヒマだったんです入院中
読書したりビデオ見たりしていたんですけど やっぱり音楽のことを考えてしまって…
最近は具体的な歌詞に若い人は共感するんだなぁと 他人事みたいに音楽シーンのことを考えていたらラブソングを書きたいなと
タイトルもパッと浮かびました

(若い人が具体的な歌詞に共感することはどう思う?)
それが売れていると言う現状は受け入れて学ばないといけないなと思います
ボクが大好きな80'sポップスの旨みみたいなものを自分なりに凝縮…
歌詞がわかりやすくてみんなでキュンと出来る曲
その80'sポップスの歌詞をイメージしながら今の若い人が共感できるものを作ったらどう受け止めてもらえるかなと
でもふわ〜っとできちゃったんですよ
感じるままに作ったのでそのぶん荒削りだったり稚拙なところもあると思うんですけどそれはそれでいいかなとも思っていますが

(完成するのが楽しみだった?)
そうです それに今年は攻め≠ナすから
売れ線と言う部分を排除すると言いますか
アーティストエゴ剥き出しのものを2曲続けて出す…正直自分の意志でリリースを決めたのも初めてですし
だからアーティストとしては健全
でも結果を考えなかったらそれはそれで恐いなと(笑)

(連チャンは2度目だがそのときと違う?)
違いますねぇ こういう気持ちになったのは初めてですよ
特に哀歌はいい意味で突き放そうと思って出したものなので
それだけモチベーションも高かったわけですけれど責任も感じている作品です

(責任?)
チョッと元気だったんです(笑)2枚続けて出したいっていう
美しい人ってカップリングがありまして それを最初シングルにしようと言う案もあったんですけど結局哀歌にしたんです
それが自分の中では攻め≠ネんです
バラードの需要があるのはわかっているんですけど表現者としてのエゴが出たんですよね

(タフになったから?)
そう思ったんですけど全然そうじゃなくて(笑)
哀歌を出すって話し合ったときボクだけがシングルにしたいといったんです
最終的にはそうなったんですけど ボクとしては啖呵を切ったわけですよ
売れるかどうかわからない でも意義を感じていると
だけど結局責任を感じて売上を気にしちゃったんです
そんな自分に気づきスゴク悩んじゃったんです
いや…いや*2ありがたい状況なのはわかってます
哀歌がコケたわけじゃないので(←オリコンシングルチャート初登場5位 ベストテン内キープ3週 現時点売上20万枚)よかったですけど啖呵を切っていながら結果を気にする自分がショックで
もっとカッコよくいきたかったんです

(ファンやリスナーから何を求められているか考える?)
それは毎日考えていますよ…う〜んアルバムじゃないですか?

(ずいぶん具体的な)
う〜ん…なにも求められていないんじゃないですかね(笑)

(そうだとしたら寂しくない?)
う〜ん…アーティスト性・クオリティ・結果の全部をゲットできるのが超理想じゃないですか
でも最近の音楽配信も含め現在の音楽業界でそれを全て勝ち得るのはすごく難しいと思うんです

(3つが一つになったらよいと思う?)
そうです よくいうと純粋 悪く言うと貪欲
貪欲な自分に気づいて傷ついたんです
アーティスト性を自分の中で優先させてこの2曲を…まず哀歌を出したわけですけど結果も欲しがったと言う…
何度も言いますけど…悪くはないんですけど・ありがたい状況なんですけど う〜ん完全に混乱してしまいました
着うたダウンロードとかパッケージ戦略とかそういうことじゃなく純粋に曲で真っ向から勝負したいんです

(そういう時代だからこそ向かっていこうと言う気持ちが強くなるんじゃ?)
そうかもしれないですけどもうどうしていいのかわからなくなって
着うた100万ダウンロードの時代じゃないですか
ソフトがなくなるかもしれない驚愕の時代の最中にいるわけじゃないですか

(でもダウンロード100万件あるってことは音楽の需要は変わらずあるってことじゃない?)
そう だから混乱しているんですよ
今のヒットの目安はたぶん着うたダウンロードだとボクは思うんです

(時間が経たないとわからないこともある)
だからこの2作を出したら休むと思います

(冗談?)
だってどうしていいかわからないんですもん(笑)
貪欲だから目指してしまうんですよ アーティスト性・クオリティ・結果の全てを制覇してしまう人を 自分は平井堅でしかないのに…

(みんなそうじゃない?)
そうですか?ただアーティストエゴをむき出しにしたにもかかわらずテレビ番組に出させてもいただけるわけですし
自分は何て貪欲な人間なんだと 自分で自分を叱りつけましたよ(笑)

(貪欲はいいことじゃないですか)
イイことかなぁ…だから謙虚にならないとなとは思います
自分がプライド高いってのもわかってます 貪欲だからこそ今があるってこともわかるんですけど…自分の深層心理がわかりました
滝に打たれた感じですね

(謙虚に見えるけど)
見せかけているんですよ!貪欲ですよ(笑)

(貪欲と謙虚のバランスが大切なときもある)
そうですね 弱いですボクは

(そういえば君の好きなとこの主人公は臆病ですね)
何度も言いますけど何にも考えずにできてしまった曲なので…
すごい稚拙な詞ですし

(稚拙とは思えない)
初恋っぽい告白する前のような歌詞ではじまったと思ったら抱きしめた温度≠ネんてのも出てきて どういう時間軸の曲なのかツッコミ満載なんですけどボクはそれが愛しかったんです

(主人公が平井さんだから?)
曲そのものが愛しいんです
主人公は自分のような気もしますしその相手が自分…ん?それは気持ち悪いな(笑)
でも相手のことを歌っている皮肉やなのに意外と人情物に弱い≠チて部分はボクのことですし
同じく主人公が好きな笑った時にハの字になる眉≠チてのは完全に僕が弱いタイプ(笑)
彼女のことが好きで仕方ないってことが 恋するとこういう気持ちになるよねって事が伝わればいいかなと
ボクにとってはeven if以来非常に物語性のある詞で持って行きたい曲でもあります

(みんなで歌って)
そうなるとうれしいです みんなでです
それがボクの夢の出発点だったんですけど今それが崩壊していてスゴク悲しいし だからこそ闘っているといいますか
まず曲で勝負したいなと そしてみんなが歌ってくれる曲になればと

(たくさん出してるけどまだ出し足りない?)
どうなんでしょう…続けているってことは…ああそうか貪欲だからなんでしょうね

(2曲連発はこのあとどう発展していく?)
わからないです また攻めるのもありかと思いますし
それが上手くいけば例えばバラードを出すとか そのあと…アルバム?

(遠そう!)
どうなんでしょう?いやそんなことないんじゃないですか?
いやわからないです ホントにこれからのことは(笑)