080420 FM802『SUPER J-HITS RADIO』」POCKET MUSIC  投稿者:ふぅ  
  「POCKET MUSIC」
DJ 加藤美樹がおすすめの名盤を紹介するコーナー
(堅ちゃんのコメントはありません^^)


1992年大阪生まれ、現在36歳。
三人兄弟の末っ子だった平井少年が小学校の頃、兄と姉の影響で見ていたのが、ドラマ「ふぞろいの林檎たち」。
小学生の平井少年にはちょっと早いんじゃない?っていう内容ではありましたが、まぁ内容はおいといて、
その中で流れていたサザンオールスターズに夢中になります。
生まれて初めて行ったライブもサザン、生まれて初めて泣いた曲もサザン。
サザンオールスターズとともに青春を過ごします。

大学では「YAYA」というサザンのコピーバンドなどを結成。
大活躍していました。 が、合コンでは全くモテなかったという平井さん。
いつも一次会の居酒屋で話題に取り残され、2次会のカラオケで
やっと女の子に注目されるというパターンだったそうです。

まぁそんな大学時代、それまで洋楽をほとんど聴いていなかったということなんですが、
ダニー・ハサウェイやスティービー・ワンダーを聴き、衝撃を受けます。
どんどんソウルミュージックやR&Bの魅力にはまっていった平井堅さんはハタチのときに、
ソニーのオーディションを受け、7500人の中から見事ファイナリストに選ばれます。
それをきっかけに翌年ソニーと契約。
そして1995年、23歳にして、シングル「Precious Junk」で歌手デビュー。

  BGM♪「Precious Junk」

いきなりドラマのタイアップもつき、順風満帆のスタート・・・のはずが、なかなかヒットに恵まれませんでした。
それでも地道にライブ活動を続けていた平井さん、
1998年からは自らのライフワークにもなっている「Ken’s Bar」をスタートさせます。

そして「もうこのシングルが売れなければダメだよ。終わりだよ。」とディレクターからキツイ一言をうけ、
背水の陣でリリースしたのが、2000年8枚目のシングルだったこの曲♪

  BGM♪「楽園」

全国各地のFM局から火がついたこの「楽園」は大ヒットを記録します。
R&Bブームの追い風もあり、平井堅人気は大爆発。
それ以降はみなさんご存知の通り、数々のヒットシングルを連発。

またBaby Faceと共作したり、スティービー・ワンダーの日本公演で共演するなど、
名実ともに日本を代表する男性ソロシンガーとなりました。
さぁそんな平井さんがいままでにリリースした7枚のオリジナルアルバムからピックアップした、
いつでもポケットにいれて持ち歩きたい名盤はこちら♪

  BGM♪「Precious Junk」

悩みましたが、思い切って95年にリリースされた1枚目のアルバム「un-balanced」を選んでみました。
まぁこれが名盤でしょう!っていう曲はのちにもいっぱいあるんですけども、
あらためてこれを聴いて欲しいなぁという気持ちで選んだんですけどね。

いまかかっているのは、先程もおかけしましたが「Precious Junk」。
え〜〜この曲は「王様の・・ランチ」じゃないや、なんだっけ?
ドラマの主題歌だったんですね(笑)忘れてしまいましたけど、主題歌でした。

え〜〜まぁこの曲も入っているんですけれども、とってもPOPなアルバムです。
もともとこのかたは、平井堅さんはとってもポップスがお好きで、
最近「POP STAR」みたいな明るいキャッチーな曲が出るたびに、
このファーストアルバムを思い出すわたくしなんですね。

歌謡曲が大好きということは、よくご自身のラジオ番組なんかでも
話されているんですけれども、まぁそんな一面が出ています。

で、作曲は共作もありますが、作詞は全曲一人で書いています。
で、歌詞のシチュエーション、ストーリーの作り方が上手なんですねぇ。
心と言葉が正反対な、あとは青空の青さと心の暗さのバランスの悪さ、
アンバランスな気持ちを見事に表現しているアルバムです。

実はじっくり聴いたことがないというかたもいらっしゃるかなぁということで、このアルバムにしてみました。
それでは、いつでもポケットに入れて持ち歩きたい名盤、
平井堅・1995年にリリースされたファーストアルバム「un-balanced」から、2曲続けて聴いてください。


♪「青空」


♪「笑顔」


FM802から加藤美樹がお送りしております
「フロム・エー/フロム・エー・ナビ『SUPER J-HITS RADIO』」POCKET MUSIC、
いつでもポケットに入れて持ち歩きたい名盤、
平井堅・1995年にリリースされたアルバム「un-balanced」から「青空」「笑顔」の2曲を選んでみました。

アレンジがかなり華やかな、壮大な感じではありましたけども、
どちらもタイトルとは裏腹なせつない苦しい胸のうちを描いた曲でありましたね。

ま、「青空」とっても明るい曲なんですけど、せつない別れのシーンが描かれています。
そして「笑顔」もこれもまた別れの曲で、「嫌な男」って言いたくなりますが、
こういう複雑な気持ちはあるんでしょうねぇ。あの、なんていうんですか?
真っ青すぎて青空がつらいとか、あなたが純粋すぎてそこに映る自分が嫌いになるっていう、
自分にイライラするっていうことはあるんじゃないでしょうか?
見事に描いているなぁと思います。

で、このほかにも素晴らしい名曲、たくさん入っているんですが、たとえばこの曲も。

  BGM♪「片方ずつのイヤフォン」

5曲目に入っている「片方ずつのイヤフォン」という曲で、セカンドシングルになった曲ですけどね。
とってもスイートな曲で、電車の中で片方ずつイヤフォンを片方は自分、そっちは相手でっていうことで、
二人で音を聴いているというシチュエーションなんですけどもね。
この曲のなかにはサザンオールスターズも出てきます。ほんとに好きだったんだなぁって思うんですけれども。

実はこのセカンドシングルのときに、私初めて平井堅さんに会えましてねぇ、
当時は東京の番組でね、女性の構成作家さんがいたんですけれども、
二人でまぁ平井堅さんが来るっていうんで「堅さまステキ」って
興奮してお迎えしたことを覚えております。 恥ずかしい限りでございます。

この片方ずつのイヤフォンっていうシチュエーションがすごいよね〜って言って、
これは実話?ってちょっとオバサンぽく聞いてみたんですが、実話だとおっしゃっていました。
でも相手は友達だったと言っていましたけどね。学生のときに電車のなかで一つの音楽を聴いてた・・っていうことですよ?
あらためてアルバムから聴いて欲しいなぁと思います。

先程、え〜っとドラマなんだっけ?と適当に言っちゃいましたが、ごめんなさい。
「王様のレストラン」の主題歌だったんですよね。「Precious  Junk」は。

さ、平井堅さんといえば、来週のこの番組では「SUPER J HITS COLLECTION」のコーナーに登場してくれます。
今度は平井さん自身が影響を受けたというSUPER J HITSを選んでくれます。
どの曲を選んでくれるんでしょうか?お楽しみに。

POCKET MUSIC、今夜ご紹介したのは、平井堅・1995年にリリースされたアルバム「un-balanced」でした。