101126 FM802 「MASTER BLASTER    投稿者:ふぅ  

  お:落合健太郎さん


♪アイシテル

お:いま聴いていただいた「アイシテル」は映画「ゴースト」の曲ですけれども、
       僕、実は「ゴースト」のオリジナル版のほうが、はじめてデートに行ったとき見た映画なんです。
堅:お〜〜! でも僕も近いですね。僕は大学一年のときで、やっぱりデートで見ました、映画館で。
お:あれはね・・
堅:たまんないですね。
お:ろくろのシーンとかね。
堅:デミ・ムーアがかわいくてね。
お:ほんとに。その「ゴースト」のアジア版の主題歌であります「アイシテル」、
  「アイシテル」が11月10日にリリースになっているんですけれども、
  同じ日にベストアルバム「裏 歌バカ」、こちらもリリースになっております。
堅:はい。

お:今年 平井堅さんは 15周年、15th Anniversaryということで・・
堅:そうなんですよね〜。ぼんやりしてたら15年も経ってしまいました。
お:(笑)どうですか?  いろいろと、ある意味 節目というか・・、
堅:そうですね、一言でいうと、あっというまでしたね。
  ほんとに、昨日のことのように・・っていうか、文字通り。
  15年前の デビューの頃の23歳の意気揚々とした感覚っていうのも 覚えてますし、
  なんかもう 無我夢中でやってたら、あっというまに15年過ぎたっていう感じですね。
お:10周年のときにも「歌バカ」というベストアルバムが出てますけど、今回はカップリングベストアルバムっていうことで。
堅:はい。

お:このカップリングっていうのは、シングルがあって カップリングという言い方を日本ではしたりしますけど、
  歌っている本人にしてみたら どういうものだったりするんですか?
堅:どうでしょうね。でもなんか、もちろん表題曲っていうのは大事ですけれども、
     それがあるからこそ 逆にカップリングは自由に・・。
  まぁ表題曲が どバラードだったら カップリングは 遊んでみようとか、その遊び心のチャレンジもできるし、
  縛りがないぶん 自由度があるというか、すごいプライベートなものもあるし。
  だから ある意味 表題曲も大事だけれども、カップリングもすごくこぅ愛着があるものが多いですね。
  パーソナルなものが多いからかもしれないですけれども。
お:言ってみれば、表題曲というかシングルというのは、どっちかというと よそいき というか。
堅:そうですね。それも好きなんですけど、両方好きですけれども、
  たとえば、タイアップがあって書き下ろすものもあるし、ちょっとシングルということで よそいき感とか、
  ちょっと肩に力が入って よし行くぞ!っていうのもあるし・・、その良さと、
  カップリングは ちょっとこぅ気の抜けた感じというか、ちょっとリラックスしてやってる 小部屋感みたいな。
  それぞれの良さがあるけれども、カップリングは そういう良さが好きですね。
お:たしかに そういうふうに聞いて聴くと、ちょっと 部屋着感というか、すごく距離が近いというかね。
堅:そうなんですよね、だから より恥ずかしいっちゃ 恥ずかしいし、愛着もある。
お:もうリリースになっております。

  そして今日は  11月26日、いい風呂の日だ・・なんていいながらね(笑)、
堅:(笑) 風呂ね、入らないとね〜。
お:そうこう言っているうちに すぐ来月 12月23日には、
  京セラドームで行います「Ken Hirai 15th Anniversary Special!! Vol.4」、
  これはどんな具合になりそうですか?
堅:そうなんですよ。どうしましょうね。
  京セラドームさんで やらせていただくのは初めてで、まずデカいし。
  そしてフルバンド構成でやるのも2年半ぶりで、それまで「Ken’s Bar」っていうアコースティックでやっていたから、
  立って歌うっていうこと自体が すごく久しぶりで・・2時間。しかもまぁデカいし、お祭りなので、
  ちょっと いろいろ 飛んだり跳ねたりしようかなと思ってるんですね。
  なので、そのへんをこぅププッ と笑っていただきたいなと。
  ほんとにもうドーンと、みんなでセレブレイトできたらなと 思っております。
お:これは ほんとに 大阪だけの一夜限りのスペシャルライブですので・・。
堅:おそらく コンサートとしては 今年最後のパフォーマンスだし、歌い収めだと思うので、
  なんかこぅ ワッショイワッショイね、ガーっと行きたいなと。
お:2010年の締め、15周年ということでね。
堅:そうですね、いろんなことやらせていただきましたが、
  15周年のイベントとしては 今年最後の企画なので、スペシャルなので、楽しみです。
お:これまた どんな曲が歌われるのかというのも また楽しみですけど・・・?
堅:これはキャリア積めば積むほど 辛くなってくるんですけど・・曲数が多くなるからね。
  いまから 頭ひねりながら、捻出してるとこですけれども。
お:曲数も考えつつ・・。
堅:大変なんですよ、誰も手伝ってくれないんで・・・。ほったらかしなんでね。
お:全部 自分ひとりで 構成されるんですか?
堅:全部 自分ですね〜〜。 しかもいろいろ転換とかもあるから、それはわからないし。
  言ったあと、投げて、そのあと舞台監督さんとかが いろいろ組んでくれるんですけど、
  最初のたたき台というのは、自分で考えないといけないから、大変で。
  もうめぐらしながら、絵を想像して・・・。
お:結構 こう!って決めたら もう これでいいや!ってタイプ?
堅:全然そんなことない。 どっちかって言ったら、誰かに決めて欲しいくらい。助けて・・っていう。
お:(笑)これでよかったのかなぁって思ったりする?
堅:もうほんとに。 もうすぐ変えます。「あ そうですか」って。
お:こっちのがいいんじゃないの?って言われたら?
堅:もう 「変えましょか」って すぐ変えます。
お:そうなんですか?(笑)

  いま堅さんが出ていらっしゃる 「MASTER BLASTER」っていう番組なんですけど、
  金曜の夜2時間、R&BとかPOPなんかを中心に、スティービーワンダーとかもかかったりしますけど・・、
堅:タイトルからしてそういう感じですよね。
お:堅さんは 「Lately」とか スティービーワンダーの曲とかをカバーされたりしてますけど、
  どうですか? 洋楽とか たとえばR&Bとかを聴き始めたのっていうのはいつぐらいですか?
堅:僕はもう そんなに詳しくはないんですけど、好きで いまだに憧れはあって。
  聴き始めたのは・・遅いですね、大学入って歌い始めてからだから、18ぐらいですね。
お:18ぐらいのとき。
堅:そのときにソウルミュージックっていうものを、やっとはじめて なんとなく知って、
  で、片っ端から聴いて、アースとかスティービーとかダニーとかを聴いて、
  自分はこういうものが すごく好きなんだなと 思い始めたのが 18歳くらいのときですね、そっからですね。
お:そのときっていうのは、どういう? 歌い手として好きになった?それともリスナーとして?
堅:えっとね、両方ですね。でもとっかかりは、軽音楽部に入って 僕サザンのコピーバンドをやってたんですけど、
  その軽音楽部の先輩が、アース・ウインド&ファイアの「セプテンバー」を弾いてたんですね。
  その部室から漏れ聞こえてくるベースの音を聴いて、すっごい踊りたいな〜と思ったんです、単純に。
  なんか体が動くと思って。
  そのとき曲タイトルを聞いて、アースのアルバムを借りてきたのがきっかけなので、
  だからリスナーかもしれないですね。でも もちろん歌いたいなとも思いましたけれども。
お:そうなんですか。なるほど。

  そんな平井堅さんに 1曲 気になっている曲を紹介していただきたいなと思うんですけど、なんでしょう?
堅:ラウル・ミドンの「State of Mind」です。
  先日 イベントで、ロバータ・フラックさんと ラウル・ミドンさんと ご一緒させていただいて。
  もともと好きだったんですけど、一緒にデュエットを4曲ぐらいしたのかな?、
  それで「State of Mind」も リハから生で聴いて、もう鳥肌たちまくりの、
  なんていうのかな・・神業をこんな1メーターくらいの距離で聴いて、もうほんとに感動して。
  なんていうか、ほんとに音楽の素晴らしさを体感できて、素晴らしい体験をさせていただいて。
  なので、また聴きたいなと。
お:もうギタープレイとかも素晴らしいですもんね。
堅:あとその、真似してたんですけど、ミュートトランペットのスキャットを。
  ずっとラウルの前でマネしてて、でも全然できないんですけど。
  でもすごい喜んでくれるんですよ、掛け合いとかしてて。すごいいい人で。
  ほんとに 素晴らしい出会いがあって よかったなと。
お:わかりました。じゃあその曲をかけたいと思います。
  今日は 平井堅さん、ありがとうございました。
堅:ありがとうございました。


♪「State of Mind」ラウル・ミドン